まずは契約までの流れを知る |
5.申し込み&契約の準備
気に入った部屋が見つかって入居を申し込むと、同時に入居者審査が始まる。審査には少々時間がかかるが、この間にも契約の準備は進めておこう。
※やむを得ずキャンセルしたり、審査に通らなかったらもう一度相談。
6.重要事項の説明・契約
審査に通ったら次は契約。契約時には重要事項の説明を受けるので、内容をしっかり確認してから契約書にサインと押印。必要経費を支払って契約成立。
引越しに必要なお金 |
申込金 | どうしてもその部屋を確保したいときに預けるお金。「預かり金」なので返還されます。契約時に敷金や前家賃の一部として支払うのは「手付金」で、混同しやすいですが申込金とは別物です。申込金を支払う場合は物件名、金額、支払日、返還日、不動産会社名、担当者名、但し書きに“預かり金”と書いて捺印された預かり証をもらっておきましょう。 |
---|---|
敷金 | 退去時まで大家さんに預けておくお金です。家賃を滞納したときや、退去時に借り主負担の修繕が必要になったとき、ここから費用が充てられます。関西などでは「保証金」として預け、退去時に一定割合の「敷引き」を差し引いて返却されます。 |
礼金 | 大家さんに「お礼」として進呈するお金なので、返金されません。関西などの一部地域にはこの習慣はありません。 |
仲介手数料 | 家主(大家さん)と借り主(あなた)の間を取り持つ不動産屋さんへ支払う手数料です。これが不動産屋さんの収入となるため戻りません。法律で1カ月分が上限と決められています。 |
管理費 | 管理会社が共用部分を管理する費用です。オートロックや管理人が常駐している物件では当然、管理費は高くなります。これは家賃と一緒に毎月支払うもの。つまり、実際の家賃=家賃+管理費というわけなので、物件を探すときには必ず金額をチェックしましょう。 |
前家賃 | 契約日から次の家賃の支払い日までの家賃を前もって支払います。 |
火災保険料 | 契約する不動産屋さんが代理店になって、入居時にセットで加入するのが一般的です。費用は1~3万円、2年ごとに契約更新するのが一般的です。 |
まず、「収入の3分の1」が家賃の目安
お部屋探しには地域、間取り、階数、周辺環境など、こだわりたいポイントはたくさんあるでしょう。しかし、まず最初に考えるべき点は家賃。「月収が20万円だから、10万円の部屋でも大丈夫」と思っているなら、その考えはちょっと危険。家賃は収入の3分の1までを目安にしましょう。そしてもちろん、家賃を見るときは管理費も含んで検討するようにします。すると、自ずと条件のポイントが絞れてきます。
物件探しの条件には順位を付けて
「都心に近い急行停車駅で、駅から近くて、オートロックの新築マンションで、3階以上で、2部屋以上あって、コンビニが近くにあって、ケーブルテレビが付いていて、ペットが飼えて防音もバッチシで、家賃は絶対○万円以下!」なんて言われたら、大抵の不動産屋さんは頭を抱えてしまうし、全ての条件に合った部屋などいつまでたっても見つかりません。 希望する条件に合った物件を探すのは当然ですが限度があります。条件が地域の相場に合わなかったら別の場所で探すか、いくつかの条件を諦めるかしなければなりません。そういうときに発揮するのが「条件の順位付け」。希望する条件に順位を付けて、現実と折り合いを付けることが大切です。
家賃の上限を明確にする |
専有面積と間取りをよく見る |
物件は必ず下見をする! |
契約時に必要なもの
物件が決まったらいよいよ契約です。申し込みをすると入居者審査がありますが、契約に必要な書類は早めに揃えておきましょう。 必要書類:住民票、印鑑証明、印鑑、収入を証明するもの(源泉徴収票、確定申告書、支払証明など) ※必要書類は不動産屋さんによって違います。事前に確認しておきましょう。また、契約にはかなり時間がかかります。当日は時間に余裕を持って。